お祓いに行ったらしい。


そんな時間があるなら分けてほしいくらいだ。


最近私が爆弾投下したことと、仕事で従業員がどんどん辞めていくらしく。


それらの理由を


ついに


目に見えないものつまり 



だと判断したらしい。



まあ、私の事は手遅れだと断言しよう。
十年近い鬱憤を撒き散らした私は、きっとどんな祓い師をよこしても祓えないだろう。ごじょうせんせいでも難しい。


いや、私 呪いじゃないけど。


従業員達に関しては、少なからず鬼雄のモラッぷりが発揮された結果では無かろうか。
昔、私が共に鬼会社にいた頃えげつないパワハラぷりは目の当たりにしていた。



ここ最近よく帰ってくる鬼雄の口癖は


「ああ なんで俺ばっかりこんな目に合うんだ」


いやいや苦労知らずがよく言うよ。今までそれを周りが跳ね除けてあんた、守られてたんだよ。


「ああ なんで俺ばっかり寝ずに働かなきゃならんのだ 理不尽な世の中だ」


理不尽なのは、鬼雄 あなただ。


たまには寝ずにでも働きたまえ。そう言いながら子供達より早く寝て朝も子供達より遅いぞ起きるの。この三日間。


「ああ まともに食べてないから痩せてきた」


めっちゃ食べてますから。
ご飯丼鉢に二杯はお決まり。早いものがちだからと子供達のおかずにも箸を伸ばし、ふらーと出かけてはジャンクなフード買い食いし。


そして、普段全くしなかったくせに「汚ねー」を連発し掃除機かけだす。「片付けろ」と子供達に怒鳴る。


しかし、一番汚く床にものを放置し食べた食器放置し、お菓子の包み紙床にぽいするのは鬼雄である。

あ 自分に叫んでるのか、とでも思わないと気分が下がる。無駄なデカ声が人を煽るようで子供達も嫌な顔をしながら片付ける。


そして、最近の夜 珍しく友人の家に行くと数時間帰ってこなかった。友人が相談があると、きっと相談しにいったのではないだろうか?


鬼雄の友人に、今は遠くて疎遠だが鬼雄を叱る友人が一人二人いる。


これまでの破天荒ぶりを同じ男として父であり妻を持つ身として、ありえないと何度か言われていた。

そんなありがたい助言も耳が痛いから「あいつには分からない。」で終わってしまう。


そして自分をワッショイワッショイしてくれる人間を好み、偽物の優しい世界に身を置くのだ。


私は玄関に塩でも盛ろうかな。