新しい一年は脱出劇により波乱の幕開けになりそうだ、というかなってるかもしれない。
冬休みが始まり子供達には申し訳程度の愛想のないクリスマスをし、いざ飛行機で実家へ。飛びました。

二度と戻らない気まんまんで。

鬼雄には帰らないと濁しながらはつたえており、第一

「帰りのチケットいつ?」
「とってない」

という謎の会話もした。

そう、鬼雄はここまで来ても帰ってくるをゴリ押ししていた。

実家へ戻り、年が明け、私は手続きに走り回る。
学校関連を優先し、去った町の学校やママさん達に連絡した。

「ひやぁ 大変ですね……でも何となく」
と予想外ではなかったといった反応もちらほら。仮面夫婦になりきれていなかったのか……。

無事に子供達は何回目か分からないくらいの転園、転校を果たした。
ほんと、毎回鬼雄に振り回されて引っ越しの嵐。今回は脱出劇で……ごめんね。子供への負担は年齢が上がってくると厳しい。もう最後にしたい。

そして、やっと真意に触れる鬼雄からの電話が鳴った。

「いつ戻ってくんの?」

「戻らない」

「なんだ最初からそのつもりで帰ったってことか」

「話した時言ったよね?もう無理って」

「学校は?全部手続したのか」

「うん」

「はあ 用意周到だな」

そうさこっちは決死の覚悟じゃ……

「一回帰ってこいよ」

「二度と戻る気はないから。散々何とかなるか待って限界が来たからこうなった」

「言わなきゃ分かんないだろ」

「毎回何言っても通じない。もうこんな生き方終わりにしたいから……」

「子供だっているんだぞ」

「その子供も家庭の事も考えずに人任せにして、好き放題やって来たのは誰?もう許せないから。」

「じゃ俺とは離婚したいってことか?昔みたいに離婚したいってことか」

「……うん」

「子供は?」

「金銭的に三人育てるなんて無理」

「子育て嫌になったのか」

「それはない。夫婦でいるのが無理」

鬼雄の解釈は私が一人で不明な不満を爆発させ、子育てに疲れたためにこうなった……と。ちがう……ちがうんだ……。
この後もこんな会話が続き……私は弁護士無料相談も調べた。きっと今後必要になりそう。

原因があり別居した場合、夫は妻子供に婚姻費用と養育費を支払う義務があるらしい。しかし鬼雄が私の勝手で別居したとすれば婚姻費用は支払われず本人は養ってほしけりゃ戻って来い!
を貫く可能性がある。

今まで無一文だったくせに……。私の自営業が上手くいっていたころは全て家族を養い鬼雄に食い尽くされてきたのに……。それを言い出しても過去の事は過去の事。と突っぱねるのが鬼雄。

正直けっこう辛くなってきた……。
自分一人なら意地でも離婚して関わらないで生きていける。でも、子供がいる以上そうも出来ない。


子供たちが揃って言ったこと
「ママ 変になってる!!」
私が顔に不安が出ているのかとドキッとしたら
「ママ 笑ってる!」「うん ママ笑うようになった」

ママが笑うのが変な現象らしい……。今、少なくとも前よりは笑っているらしい。