鬼雄の訪問の時、鬼雄は子供たちを連れて遊びに出かけていた。もちろんババ抜き(私の事)で。
戻って来た子供たちの様子は明らかにおかしかった……。

今回こうなった経緯を全く子供たちに話さないのもおかしいと思い私は子供たちにわかりやすく、簡単な言葉でこうなってああなってとは事前に伝えてはいた。

「ママはパパと居られなくなったんだ。ごめんね。本当は家族みんなで暮らしたいのにごめんね。でも、パパはあなたたちのパパだから。今は小さいからお世話が必要でしょ?大きくなったら好きなだけパパのとこ行ったり来たり出来るから」と謝った。

子供たちはそれを聞いて泣いたものの何となく我慢したのか理解したのか、はたまたほとんど父不在で育った為かその翌日にはこの話題はあまり出なかった。私も極力そっとしながら、様子を見ようと思っていた。

しかし鬼雄は容赦なしに幼い子たちにいろいろと情報を入れ込んだらしい。
一番上の子が言ったのは

『パパがママと離婚するのは2回目だっていってたよ~前もママが勝手に出て行ったって』

なぬ!?私はそういうことはじっくりと親二人で話し合ってから大きくなったら言おうかとしていたが普通にフライングされていた。さらにママが勝手に飛び出たと……うそやん。話し合いの末、私はあの頃何度も飛行機で行き来して親まで巻き込んで大変だったのにね……。

鬼雄こそ、離婚騒動も人任せで最終鬼姉が出てきて、鬼雄に捨てておいてと頼んだゴミ同然の荷物をダンボールで着払いで送って来た。

ダンボールの中に鬼雄の食べかすのコンビニおにぎりのゴミまであったのには驚いた覚えがある。


「ママが勝手に?それはないな……まあ昔からね、問題が尽きなかったんだママたち……」と子供に言い訳のようになってしまった。



さらに、小さな子が言った一言

『ママ、勝手に家族ばらばらにして最悪!!!ひどい!!!』

これには私爆死しました……。

「ごめんね……でもママ頑張ったんだよ。仕事もしてみんなの事もして、その間パパはずっと好きな事だけしてきた。我慢してたけどもう無理だった。パパとママが毎日話もしないし顔も見ない家なんて暗いでしょ……」

子供は傷ついたと思う。両者の板挟みで小さいながらに情報を整理して呑み込もうと頑張っているのが見て取れる。あああ……罪悪感に苛まれる。

しかし数日後、

「パパはちゃんと働かないし全然ママの事も子供も大事にしなかったんだよね。じゃあ仕方ない」と大人みたいなことを言い出した。私は聞かれない限り離婚の話題は出さずにいた。

今週も先週もパパと子供たちはビデオ通話したり。出来るだけ接点を持つように私も心掛けている。あくまで離婚するのは夫婦で子供の親であることは変わらないという難しい課題をクリアしていかなければ……。

子供は転校や引っ越しが何度もなると負担が大きい、上の子はまた学校変わることを恐れている。鬼雄がママがこんなことしなかったら転校せずに済んだのにな!と言っていたらしい……。
そうだ。きっと私は極悪の母という役回り……。
頑張って生活していつか理解してもらえると信じるしかない……。


幼稚園や小学校でコロナが出たり毎日朝から幼稚園児の弁当2個作ってワー!急げー!!って送っていき、仕事してまた迎えに行き……をしている私。
しかし、鬼雄は夜ラインで『今 〇〇よんで家で飲んでる』
いやいやそんな報告いりませんから!

私が不倫するとか恋人作るとか再婚するとかばかり鬼雄は言っているが、もしかしたら自由でボンボン鬼雄が再婚でもしそうな気がするのは気のせいか……。まあご自由にどうぞ。
まだ離婚届すら書いていませんが。

子供の精神状態は第一だと思い、鬼雄には一言伝えた。
子供達が離婚で寂しくならないように大人の話を遠慮なしにいうのはやめてくれと。
私はパパがすべて悪いとは言ってない。ママが我慢できなくなったごめんねと言っていると伝えた。

鬼雄はその点には理解を示していたが……どうでしょう。